個性と人との交わりが命のしるし 2010/10/07 (Thu)

草間彌生さんの作品です
圧倒的な世界観…
この水玉模様は草間彌生さんが物心ついた頃から見えていた様で
幼い頃の作品にも一面に水玉模様が描かれたものがありました。

人には皆、自然ともって生まれたかたちがあります。
それを「普通」という幻想に整え揃えようとすれば
自分を窮屈に折り曲げ、変型させ、不自然な世界に押し込める事になります
その先にはネガティブか最小限の世界観しかありません


しかし、草間さんの作品を見ていると
もって生まれたかたちをそのまま表現することが圧倒的な生命力を持つという事がよくわかります。

いびつなところも、人との交流があってこそようやく「個性」になり得る。
そして、自分の中にあるものを物質界で表現するかしないかで、自分の世界に雲泥の差があることを教えてくれたのでありました。